サブドメインとは、1つの独自ドメインを更に区分けるために作成するドメイン名のことです。
サブドメインを作成すると1つの独自ドメインで複数のホームページを作ることができるのです。
この記事では、サブドメインを使う理由やメリットとデメリットをまとめています。
サブドメインとは
サブドメインは、独自ドメインを取得すると作れるようになります。
例えば、「example.com」という独自ドメインを取得したら、「sub.example.com」というサブドメインを作れます。
これにより、「//www.example.com」というホームページに加えて、「//sub.example.com」というホームページを追加できます。
サブドメイン「sub.example.com」 に対して、「example.com」をルートドメインと呼ぶこともあります。
サブドメインの数はレンタルサーバーによって設定できる数に制限がある場合が多いです。サブドメインを作成すると、設定可能なマルチドメインの数を1つ消費します。
格安レンタルサーバー比較おすすめ情報では、月額500円以下で利用できる格安レンタルサーバーで設定できるマルチドメインの数をまとめていますので参考にしてください。
サブドメインのメリット
1つの独自ドメインで複数のサブドメインのホームページを作成できるので、費用を抑えることができます。
「.com」ドメインを10個の場合、その費用は、年間約1,280円 × 10個 = 年間12,800円となります。
サブドメインを利用すると元となる「.com」ドメイン1個分の費用、年間約1,280円で10個のホームページを運営できます。
サブドメインを使う理由
関連するグループ会社のサイト展開や、ブランド力を活かした複数の異なるカテゴリやテーマに展開する場合に利用されています。
これは、サブドメインで運営するすべてのサイトに対して、ブランドによる好影響がでることを期待してのことと思われます。
例えば、楽天グループは「www.rakuten.co.jp」で楽天市場、「travel.rakuten.co.jp」で楽天トラベル、「card.rakuten.co.jp」で楽天カードと、サブドメインでさまざまなジャンルの楽天グループのサイトを運営しています。
サブドメインは、このようなビジネス上のブランド戦略やサイト運営上の理由を除いて、目立ったメリットはあまりないようです。
サブドメインのデメリット
Google検索による評価でなんらかのペナルティを受けた時、そのドメイン全体の評価が下がってしまい、運営するすべてのサイトにも悪影響がでてしまう可能性があります。
このようなSEO対策上のリスクを考えると、サブドメインは使わない方が良いです。
従来とは異なるカテゴリやジャンルのウェブサイトを新たに作成するのであれば、新たに独自ドメインを取得することをおすすめします。
レンタルサーバー会社が提供する無料のサブドメインもある
多くのレンタルサーバー会社では、レンタルサーバー会社が所有するドメインのサブドメインを無料でレンタルしています。
無料で利用できるのは良いところですが、別のレンタルサーバーに移転する場合、このようなサブドメインは移転できず、ドメイン名を変更しなくてはなりません。
一度運営を始めたホームページのドメイン名の変更するのはとても大変な作業になります。
独自ドメインのホームページであれば、別のレンタルサーバーに移転しても、ドメイン名も一緒に移転できます。
独自ドメインは「.com」なら年間約1,280円程度のコストです。この程度のコスト抑えるくらいなら、独自ドメインを取得してホームページを運営することをおすすめします。
この他にも、独自ドメインには多数のメリットがあります。当サイトでは、独自ドメインのメリットについてもまとめていますので参考にしてください。
また、レンタルサーバーの中には、独自ドメインが使えず無料のサブドメインしか使えないものもありますので事前に確認してください。